第3回 ずるずきん

「FINALFANTASY TACTICSについて

不定期お気に入りゲームレビュー2回目、僭越ながら書かせて頂きます。今回おすすめしたいゲームは1997年6月20日にスクウェアから発売されたPS用ゲーム「FINALFANTASY TACTICS」(以下FFT)です。

 

・概要

 このゲームは「ファイヤーエムブレム」シリーズなどに代表されるシミュレーション(S)RPGでありながら、同ジャンルでは異例の国内出荷数135万本の大ヒット(未だに史上最高記録)を記録し、続編、廉価版、リメイクと数々の派生作品を生み出しています。

 

 

・世界観がすごい

 本作のシナリオを担当するのはSRPGの名作「伝説のオウガバトル」などを手掛けた松野泰巳氏。重厚なストーリーと細かな時代背景描写、独特な台詞回しに定評があります。SRPGに限った話ではないですが、先が気になるようなシナリオは何よりのモチベーションになると思います。国家間の問題や貧富の差がメインテーマになっており、前半は身分や貧富による格差、そこから生まれる考え方や生き様。後半は様々な勢力が謀略を巡らす内戦。主人公のラムザは苦悩しながらも自分の信じるもののために戦い続ける。ある意味ベタですがまるでその重厚さはまるで大河ドラマのようです。

 

蛇足かつ若干のネタバレなのですが本編は4つの章で構成されておりそのサブタイトルが実に秀逸です。

 

第一章 持たざる者

第二章 利用する者される者

第三章 偽らざる者

第四章 愛に全てを

 

ワクワクしてきます。

 

 

・アートがすごい

 キャラクターデザインは吉田明彦氏。氏のタッチには根強いファンがおり、某巨大掲示板には未だに「FFT描く」というようなスレが定期的に立つほど。また、イベントシーンでは3Dドットのキャラクターが実によく動きます。音楽は現在も数々のゲームミュージックを手掛ける崎元仁氏。禅術したストーリーに負けない壮大なオーケストラBGMで戦闘やイベントを盛り上げてくれます。またこれは世界観とも重複しますが、主人公たちが訪れる市街や土地にそれぞれ逸話があり、没入感抜群です。


 

・バトルと育成がすごい

 FFの名を冠するだけあり、戦闘と育成の楽しさは折り紙つき。しかも本作はみんな大好きジョブシステム採用。ジョブ数も豊富で定番のナイトモンク白黒魔道士からアイテム士、話術士、算術士など初出のジョブも登場します。またキャラクター固有のジョブもあり、聖騎士、機工士、剣聖などなど厨ニ心をくすぐってくれます。これらのジョブはキャラクターの能力を左右するだけでなく修練を積むことで様々なアビリティを習得出来ます。覚えたアビリティは他のジョブでももちろん使えるので「僕の考えた最強キャラ」も作れます。SRPGの経験値は基本的に敵にダメージを与えたり、倒したりした時にしか入らない作品が多いのですが本作は、味方への治療行為や補助行為でも経験値を得ることができます。ストーリー以外のフリーバトルもあるので存分にレベリング出来ます。無論私が薦めるゲームですのでテンポ◎です。戦闘面はSRPGらしく敵の近くに移動し、攻撃範囲に入ったら攻撃というスタイルですがこれに高低差とFFらしい時間の概念を加えています。高台に登った狩人はより遠くの敵を鑄る事が出来、素早さの高いシーフや忍者は敵より先に行動し撹乱すると入った具合です。また、魔法のシステムも実によく考えられています。強力な魔法は詠唱に時間が掛かったり、範囲魔法は敵だけでなく味方をも巻き込むことも。逆にそれを利用して属性吸収防具をつけた味方に攻撃魔法を掛け、敵地で魔法炸裂、味方は回復、なんていう戦略も取れます。

 

 

・おわりに

 FFTの魅力、皆様に少しでも伝わりましたでしょうか。FFTはPSstoreでアーカイブスが配信中ですので是非ともプレイして欲しい限りです。 最後にコピペではありますが、本作の導入部テキストを載せてまとめとさせて頂きます。ありがとうございました。

 

 

 

かつてイヴァリースを二分して争われた後継者戦争「獅子戦争」は、ディリータという名の若き英雄の登場によって幕を閉じた。

 

一人の無名の若者が立ち上がり、雄々しく戦い、英雄となり戦争を収める。イヴァリースで暮らす者ならば誰もが知っている英雄譚である。

 

だが、歴史学者アラズラムが入手した「デュライ白書」によると、真の英雄は歴史に名前が残っていない、名門ベオルブ家の末弟であるという。しかし、教会によれば彼こそ神を冒涜し国家の秩序を乱した元凶そのものだという。

 

どちらが「真実」なのか、プレイヤーは「真実」を探求する旅へと誘われる。

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コメント: 1
  • #1

    mitsumaru (火曜日, 07 5月 2013 21:36)

    僕も10代の頃ハマったゲームの内ベスト3に入ってますね。

    アイテム収集、キャラのジョブカスタマイズ、世界観はツボでしたね。

    おしむらくは約1名、チート並みの強さの仲間が戦闘バランスを終盤ひっくり返すとこですねw